モニエル瓦
モニエル瓦とは、ヨーロッパ発祥のセメント瓦の一種で、セメントと川砂を混ぜ合わせて作られる「乾式コンクリート瓦」のことです。
瓦表面に着色スラリーというセメントの着色剤が塗られており、さらにその上をアクリル樹脂系のクリヤー塗料で覆っています。
施工性が良く、防水性、断熱性、耐震性に優れているだけでなく、デザインにも多様性がある屋根材です。
瓦表面に着色スラリーというセメントの着色剤が塗られており、さらにその上をアクリル樹脂系のクリヤー塗料で覆っています。
施工性が良く、防水性、断熱性、耐震性に優れているだけでなく、デザインにも多様性がある屋根材です。
見られる劣化症状
ひび割れ
塗膜の剥離
塗膜の変退色
汚れ
(錆汁・カビ・藻・粉塵・排気ガス)
(錆汁・カビ・藻・粉塵・排気ガス)
注意点
モニエル瓦のスラリー層は製造時のクリヤー塗膜以外の塗料との密着性が非常に悪く、塗装する場合はスラリー層を完全に取り除く必要があります。 高圧洗浄では完全に除去できない可能性がありますので、その時にはワイヤーブラシ等でそぎ落とす必要があります。塗装後そのままにすると屋根の内側に水分を溜め込んでしまうため、モニエル瓦が重なりあった部分を切る「縁切り」という作業が必要となります。モニエル瓦に対応している塗料(モニエルパワープライマー)を使うことが必要です。