塗料の種類と選ぶポイントを知ろう!

塗料の種類と
選び方のポイント

塗料の種類と特徴
塗料には多くの種類があり、
それぞれに特徴があります。
アステックペイントでは住宅の状況や
現状の悩み、今後の計画にあわせて
最適な塗料を選べるよう、
様々な性能を持った塗料をご用意
しています。
ここでは塗料選びのポイントを
まとめました。
水性塗料と溶剤塗料
特徴と比較
塗料には、水を溶媒とする水性塗料と、揮発性の有機溶剤を溶媒とする溶剤塗料があります。
一般的に溶剤塗料は耐候性に優れているというイメージが定着していますが、
現在は、技術革新により、水性塗料も耐候性などの性能に大きな差はありません。
 
主な製品


超低汚染リファイン1000MF-IR
超低汚染リファイン1000Si-IR
EC-5000PCM-IR 等
無機ハイブリッドコートJY(IR)
スーパーシャネツサーモF/Si
シリコンフレックスJY 等
主成分

溶剤
危険性

低い 高い
耐候性

塗料ごとに異なる 塗料ごとに異なる
におい

少ない 強い
VOC排出量 排 V
出 O
量 C
少ない 多い
*VOC(揮発性有機化合物)とは、Volatile Organic Compoundsの略称。
シックハウス症候群などの健康被害や、大気汚染などの環境被害を引き起こす原因物質の一つとされている。
樹脂ごとの特徴
樹脂は塗料の原料として重要な成分で、含まれる樹脂によって塗料の特徴は異なります。
樹脂の特徴、メリット・デメリットを理解することで、
ご自宅の屋根・外壁にはどのような特徴を持った塗料が必要か判断することができます。
※同じ樹脂でも、配合の割合や樹脂のグレード、顔料、添加剤の種類によって耐用年数は上下する場合があります。
塗料の種類 メリット デメリット 耐用年数の
目安
無機ハイブリッド (無機と有機のハイブリッド型)
  • 耐候性にすぐれる
  • 塗料の劣化要因である紫外線・雨・熱から建物を守る
  • 価格は高め
約18年
無機配合型フッ素
(フッ素塗料に無機成分を配合)
  • 耐候性にすぐれる
  • 塗料の劣化要因である紫外線・雨・熱から建物を守る
  • 価格は高め
約16年
ピュアアクリル
  • 高耐候性・高弾性
  • 防水性に優れ、ひび割れによる水の浸入を防ぐ
  • 価格は高め
  • 冬場の施工において工期がかかる場合がある
  • 汚れが付着する恐れがある
約15年
フッ素
  • 耐候性が高い
  • 長期にわたって建物を保護する
  • 塗膜が硬くひび割れに注意が必要
  • 帯電性があるため、砂ぼこり等が付着する恐れがある
約12年
光触媒
  • 汚れにくい
  • 自然の力(太陽光・雨)によるセルフクリーニング効果がある
  • 価格がやや高め
  • 光が当たらない場所では効果が薄れる
  • 塗膜が硬くひび割れに注意が必要
約12年
シリコン
  • 一般的によく使用される塗料
  • 価格と機能性のバランスが良い
  • カラーバリエーションが豊富
  • 次の塗り替えまでの十分な耐候性がなく、建物を守り続けるのに不十分な場合もある
約8年
ウレタン
  • 価格が安い
  • 定期的に塗り替えを楽しみたい方向きの塗料
  • 耐候性に劣り、長期的にお住まいを保護する塗料としては不向き
約6年
アクリル
  • 価格が安い
  • 定期的に塗り替えを楽しみたい方向きの塗料
  • 耐候性に劣り、長期的にお住まいを保護する塗料としては不向き
約4年
無機ハイブリッド
(無機と有機のハイブリッド型)
メリット
  • 耐候性にすぐれる
  • 塗料の劣化要因である紫外線・雨・熱から建物を守る
デメリット
  • 価格は高め
耐用年数の目安
  • 約18年
無機配合型フッ素
(フッ素塗料に無機成分を配合)
メリット
  • 耐候性にすぐれる
  • 塗料の劣化要因である紫外線・雨・熱から建物を守る
デメリット
  • 価格は高め
耐用年数の目安
  • 約16年
ピュアアクリル
メリット
  • 高耐候性・高弾性
  • 防水性に優れ、ひび割れによる水の浸入を防ぐ
デメリット
  • 価格は高め
  • 冬場の施工において工期がかかる場合がある
  • 汚れが付着する恐れがある
耐用年数の目安
  • 約15年
フッ素
メリット
  • 耐候性が高い
  • 長期にわたって建物を保護する
デメリット
  • 塗膜が硬くひび割れに注意が必要
  • 帯電性があるため、砂ぼこり等が付着する恐れがある
耐用年数の目安
  • 約12年
光触媒
メリット
  • 汚れにくい
  • 自然の力(太陽光・雨)によるセルフクリーニング効果がある
デメリット
  • 価格がやや高め
  • 光が当たらない場所では効果が薄れる
  • 塗膜が硬くひび割れに注意が必要
耐用年数の目安
  • 約12年
シリコン
メリット
  • 一般的によく使用される塗料
  • 価格と機能性のバランスが良い
  • カラーバリエーションが豊富
デメリット
  • 次の塗り替えまでの十分な耐候性がなく、建物を守り続けるのに不十分な場合もある
耐用年数の目安
  • 約8年
ウレタン
メリット
  • 価格が安い
  • 定期的に塗り替えを楽しみたい方向きの塗料
デメリット
  • 耐候性に劣り、長期的にお住まいを保護する塗料としては不向き
耐用年数の目安
  • 約6年
アクリル
メリット
  • 価格が安い
  • 定期的に塗り替えを楽しみたい方向きの塗料
デメリット
  • 耐候性に劣り、長期的にお住まいを保護する塗料としては不向き
耐用年数の目安
  • 約4年
耐候性の高い塗料は
長期的に見るとコストが安くなる!
耐候年数が高い塗料は1 回の塗り替えコストは高くなりますが、長期的に見るとコストが安くなる可能性があります。
1 回の塗り替えコストには、塗料の代金だけではなく、足場代金、職人の人件費など、様々なコストがかかります。
耐候性の低い塗料で何回も塗装すると結果的にコストが多くかかる場合もあります。
クリックして拡大
機能性で選ぶ
美観性を第一に考えるなら
<汚れにくい塗料>
■屋外暴露雨筋試験6ヶ月後比較
親水性を有した塗膜で、汚れが付きづらく、また汚れが付着しても雨水が洗い流し、美観を長期間保持します。
幹線道路沿いなど汚れやすい環境にお住まいの方、または白などの明るい色で塗り替えを考えている方にオススメです。
夏場の暑さが気になるなら
<遮熱性の高い塗料>
夏場は、屋根や外壁が太陽光に熱せられることにより、その表面温度は高温になります。
遮熱塗料は、太陽光の反射率が高い顔料などを配合することで、温度上昇の原因となる近赤外線を効果的に反射します。
黒などの熱を吸収しやすい濃い色で塗り替えを考えている方にもオススメです。
雨漏りが気になるなら
<防水性の高い塗料>
建物の劣化要因の多くを占めるのが外壁・屋根からの雨漏り(下記データ参照)。
防水性が高い塗料なら、伸びる塗膜で外壁のひび割れから水が浸入するのを防ぎます。
主な
不具合事象
割合 多くみられる部位
雨漏り 15.1% 外壁、屋根
はがれ 14.7% 外壁、屋根
性能不足 11.4% 外壁、屋根、設備機器
ひび割れ 10.7% 外壁、屋根
その他 33.5% 外壁、屋根、床、給水・給湯配管、開口部・建具、設備機器、排水配管 など
*リフォーム相談のうち戸建住宅において不具合が生じている相談3,552件に対する割合
データ出展:住宅相談統計年報2016(公益財団法人 住宅リフォーム・紛争処理支援センター)
カビや藻が気になるなら
<防カビ塗料>
沿岸部などの湿気の多い地域では、カビ・藻の発生が建物の劣化、美観低下の原因となることがあります。防カビ塗料は、カビの繁殖を抑え、住宅の外観を美しく保つことが可能です。
一味違うデザインにしたいなら
<多彩模様塗料>
意匠性の高いサイディング外壁にお住まいの方、塗替え時はできれば一色で塗り潰したくない…そんな方におすすめ、多彩模様塗料と呼ばれるデザイン性の高い塗料もあります。多彩な塗膜のチップを配合することで、天然石を思わせる美しい風合いを与えることができます。
あなたにあった塗料を見つけましょう!
正しい塗料の選び方と
おすすめ製品
詳しく見る
様々な機能を持つ塗料がありますので、
各製品情報をしっかりと確認し、
塗装店とも相談のうえ、
最適な塗料を選択しましょう!