ケイカル板

ケイカル板とは珪酸カルシウム板の略称で、珪酸質原料、石灰質原料、補強用途繊維、水を主材料に混ぜて練り合わせたものです。
透湿性、耐火性に優れていることから、主に住宅では軒天井に使用されています。
見られる劣化症状
ひび割れ
塗膜の剥離
汚れ
(カビ・藻・粉塵・排気ガス)
注意点
新設の場合、塗料の吸い込みが多いため、下塗を塗装する必要があります。改修の場合、下地の状態によっては、塗装される前には下地処理が必要です。
「ホルムアルデヒド放散等級 F☆☆☆☆」について
ケイカル板(軒天井・内装・準外部)や内装用塗料などの内装材は、シックハウス対策を目的として、建築基準法で放出されるホルムアルデヒド放散速度に応じて屋内(居室)での使用を規制されています(下記表)。
放散等級 F☆☆☆☆ F☆☆☆ F☆☆ F☆
屋内での使用制限 制限なし 制限あり 使用禁止
F☆☆☆☆(エフフォースターまたはフォースター)は、シックハウス症候群の原因物質のひとつである「ホルムアルデヒド」の発散レベルが最も低い製品に表示することができる最高ランクの等級です。内装材を検討する際には、F☆☆☆☆に準拠した、人と環境にやさしい安全な製品がおすすめです。