みんなの塗装講座

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2022.04.08 公開

【外壁だけじゃない】お住まい徹底チェック ~付帯部編~

お住まいの壁の塗り替え「塗装」にポイントを置いて様々な情報をお伝えする「公式みんなの塗装講座」。

第8回のテーマは「お住まい徹底チェック ~付帯部編~」。実は塗装を行う上では、屋根や外壁だけではなく「付帯部」と呼ばれる様々な隠れたところまで塗り替える必要があるんです。今回は付帯部周りを一緒にチェックしていきましょう。

雨戸

アステックペイント 技術開発本部 部長 谷口智弘(以下:谷口):まずは雨戸ですね。

ナビゲーター 中上真亜子(以下:中上):この雨戸も塗装と関係している・塗り替える必要があるんですね。

谷口:確かに塗装の場合は、屋根や外壁がメインになるのですが、こういった雨戸のような付帯部も塗り替えいたします。

中上:全体的に白っぽくなっていますね。触ってみると、やっぱり雨戸と同じ茶色っぽい色がつきました。これもチョーキングなんですね。

谷口:そうです。こちらは南面ですので、日に当たってる時間が一番長いんです。だから劣化しやすいんですね。

中上:雨に打たれて紫外線も当たって、雨戸は一番辛いところなんですね。

谷口:外壁・屋根を塗り替えるときに一緒に塗替えをすることもできますし、天戸だけ取り外しての塗替えも可能です。

雨樋(あまどい)

谷口:この雨樋も塗り替える必要があるんです。これも実はぱっと見て分からないのですが、新築当時からすると色がくすんでいるんです。
雨樋はかなりの長さがありますので、全体を見たときに塗り替えていないと分かってしまうんです。

中上:ここを塗装するという発想はなかったです。一般の方は分からないですよね。

軒天(のきてん)

谷口:この軒天は、見たときに少しくすんだ色になっているのが分かりますよね。ここは太陽光は当たらないのですが、風でホコリや砂が舞って、表面についてしまう。うっすら汚れているんです。

中上:軒先の部分も汚れるんですね。気にもしていないところなので気づきませんでした。

基礎

谷口:基礎と呼ばれる部分、よく見ますと・・・

中上:本当だ!ひび割れしています!

谷口:外壁のところで見られたように、角のところからひび割れが発生します。

中上:こういう基礎の部分って目線も低くなるし見落としがちですよね。でも基礎って家の中ではないですが、雨漏りはするんですか?

谷口:基礎部分は上に水切りがあるため直接濡れることは少ないですが、激しい雨が降った場合に雨水が跳ね返ったり、土から少し吸い上げたりするので、こういうところのひび割れから水は入ってしまうんです。

中上:これは塗装でどうやって直すんでしょうか。

谷口:これはひび割れ部分に穴をあけて、シーリングを埋める処置をして水が入らないようにします。この基礎に塗る塗料も、近年は出てきていますので、そのような塗料で塗り替えると長持ちします。

中上:基礎に水に強い塗料を塗装するというのも、家を長持ちさせる一つの秘訣ということですね。

中上:北面の基礎にある、このピンクっぽいのは何ですか?

谷口:カビ・コケの一種です。色んなところにあって変色していますね。北面なので少しジメっとするところで、地面に接するところなのでカビが生えやすいんです。こういうモノが生えやすい環境にある、ということを理解した上で塗料を選ぶ必要があるんです。

ブロック塀

谷口:最後にブロック塀を見てみましょう。

中上:このミントグリーンみたいな色のものもコケなんですか?

谷口:そうですね。植栽で影になっており、水分を含みやすい素材なので、カビが生えやすいんです。ブロック塀の場合、高圧洗浄すれば一旦はキレイになります。ブロック塀に塗装できる塗料もあるので、そのような塗料を使うのもおすすめです。

中上:一番の外側もこうやってチェックしないといけないんですね。

まとめ

中上:これまで壁にしか目がいかなかったですが、基礎だったり雨樋など、他にも見るところがいっぱいあるんですね。

谷口:プロは色んなところに目を配ってますので、細かいところまで見逃さずに工事してもらえます。

中上:プロに任せるのが一番なんですね!今日も大変勉強になりました。谷口さんありがとうございました。

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