【公式】外壁塗装の人気色「ピンク」|優しくて柔らかな印象を与える「ピンク」を色の専門家が徹底解説!
外壁・屋根塗装をする際、良く悩むポイントのひとつに「色選び」があります。
「おしゃれな配色って?」「色を選ぶ基準は?」「1色と2色どっちがいい?」など色についてのお悩みの声をいただきます。
色の組み合わせは無限大ですので、すぐに決めることができずに迷ってしまう方は多いです。
今回は、優しくて柔らかな印象を与える「ピンク」で塗装するときのポイントをご紹介!
ピンク色は「可愛らしい」イメージが強いですが、外壁に使用すると派手になりすぎる?と心配されている方も多いのではないでしょうか。
色の専門家がピンクのメリット・デメリット、色味による印象の違いについて徹底解説しています。
外壁塗装に「ピンク」を使ったときの印象は?

カラーコンサルタント 長和洋(以下:長):ピンクは非常に多様な印象を与えることができる色です。色のバリエーションも豊富なため、色味が少し違うだけで仕上がりに差が出ることもあります。
中上:色の濃さで印象が変わるってことですか?

長:そうなんです。ピンクと言ってもこんなにバリエーションがあります!例えば、淡いピンクは優しさや柔らかさを感じさせ、居心地の良い雰囲気を作り出します。家を明るく、ホスピタリティ溢れる場所にしたい方にとって理想的な選択ですね。
中上:なるほど!

長:一方で、鮮やかなピンクは元気で活発なイメージを与え、お家に個性と華やかな印象を与えることができます。ピンクには幸福感を高める効果もあるため、お家の印象を温かく楽しい空間に変えたい方にもおすすめですよ。
中上:鮮やかなピンクと淡いピンクだとずいぶん印象が違います。
長:ピンクはお家を華やかに見せる効果がありますが、ただ、ピンクを選ぶ際にはいくつか注意点があります。
「ピンク」を選ぶときの注意点

中上:どんなことに注意するといいですか?
長:まず、ピンク色が与える印象は非常に幅広いです。淡いピンクなら優しく柔らかな印象になりますし、鮮やかなピンクを選べば、個性的で可愛らしい印象を与えることができます。しかし、周囲との調和も考えないと、意図せず目立ってしまうこともあります。
中上:それで色の選び方が重要になるわけですね。
長:正解です。ピンク系とひとことで言っても、濃彩色のピンク、中彩色、淡彩色とバリエーションが豊富です。たとえば、ローズベージュやクラシックローズは落ち着いた雰囲気で、周囲の景観にも馴染みやすい色です。
中上:ピンクって聞くと明るくて鮮やかな色のイメージがなんですけど、景観に馴染む落ち着いたピンク色もあるんですね。ちなみにピンク色って、汚れの目立ちやすさはどうですか?

長:ピンクカラーは意外と汚れが目立ちにくいんです。汚れの原因となるカビや、砂埃、黄砂などは薄緑色や黄土色などの中間色のため、
ホワイトやブラックに比べると汚れによる影響を受けにくい色と言えます。ただ、注意点として面積効果があります!

中上:まったく同じ色でも小さい面積と大きい面積だと色が違って見える現象のことですね!
長:さすが真亜子さん!小さな面積のサンプルだけで見た色を、大きな面積に適用すると色が予想以上に異なって見えることがあるので注意が必要です。また、色は屋内、屋外でも色の見え方が違って見えますし、晴れの日、曇りの日、雨の日など天候によっても異なります!
また、ピンク色は夕陽で一層色が濃く見えることが多いと言われていますので、少なくとも朝と夕方の時間帯の色味の確認もしておきましょう!塗板などの大きめの色サンプルを使って、いろんな日照条件下で確認しておくことをおすすめします。
「ピンク」の配色を決めるときのポイントは?

長:お気に入りのピンクが決まったら、どのぐらいピンクを取り入れるかも決めておきましょう!全部をピンクにするのか、ツートンで使うのか、またはアクセントやワンポイントとして使うのかによって、全く異なる印象になります。
中上:全然違いそうですね。
長:ピンクはレンガやタイルなどの異素材との組み合わせも素敵です!レンガやタイルと組み合わせる場合は、同系色を避けたピンクを選ぶとお互い際立って素敵な仕上がりになります。
中上:なるほど!やっぱり最近はツートンがオシャレで気になるので、オススメの組み合わせがあれば教えてください!

長:ピンクは色の幅が広いので、組み合わせる色も多種多様です!ベースの色を「ペールピンク」としたときの組み合わせ例を紹介しますね。ペールピンクはまずこんな色です。ほんのり紫みのある灰色系のピンクです。組み合わせる色の特徴としては、濃淡を問わず、無彩色や涼しさのある色との相性が良いです。真亜子さん、この中だったらどの色の組み合わせが好きですか?
中上:これ、そもそも下の色も全部ペールピンクなんですか!全然違う色に見えてしまってびっくりします。
長:相乗効果でかなり変化が出ますね。

中上:ちょっと思い切った「ミネラルグレイ×ペールピンク」みたいに濃い色との組み合わせがやりたいですね。
長:結構存在感がでますね。ピンクがとてもいい仕事をしてくれる組み合わせですね。ボケた色にならないですね。
中上:ペールピンクは組み合わせの色によって、見え方が変わってくることに驚きました。ペールピンクを2階部分にしてもイメージが変わりそうですね。
長:だいぶ変わりますね。
中上:色んな可能性がありますね!
「ピンク」を選ぶ場合の総まとめ
中上:そうですよね。
長:デメリットは鮮やかなピンクは派手に見えることがあり、周辺環境から浮く可能性があるため、色選びには慎重さが求められます。
中上:ピンクと聞くと濃いピンクをイメージする方は多いと思いますが、汚れにくかったり、組み合わせしやすかったりする淡いピンクはより人気になりそうですね。
長:注意点は面積効果を理解し、大きな面積に塗ると色が異なって見えることを念頭に置く。カラーシミュレーションと実際の塗板での確認を両方行い、天候や、時間帯など異なる日照条件下を鑑みて、色の見え方をチェックすることです!ピンクは色のバリエーションが幅広いことを理解し、どれぐらいピンクを使用するかイメージを固めておくことで、周囲の環境にも馴染む、理想の色をきっと選ぶことができるでしょう!
中上:長先生、丁寧な説明ありがとうございました!ピンクの外壁塗装に対する理解が深まりました。これで自信を持って、理想の色を見つけられそうです!
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